にしのほう伊藤内科クリニック

北名古屋市西之保中社にある「にしのほう伊藤内科クリニック」です。

 


  2017年12月

 早いもので今年もあと1か月、この時期になると、クリニックの庭の花もまばらです。

 そんな中、クリニック北側には、薄紫色の控えめな花、キチジョウソウが咲いています(写真左)。ユリ科のキチジョウソウは、漢字では、吉祥草、その家に吉事のある縁起物として知られます。

 南側には、濃いピンク色の華やかな花、ネリネが咲いています(写真右)。ヒガンバナ科のネリネは、ユリ科の仲間でもあり、光を浴びると、宝石のように輝くことから、別名はダイヤモンドリリー、冬景色の差し色になっています。

 今月の花は、どちらもご近所さんからのいただきものです。周りには花好きのかたが多く、いつも気にかけてくださり、ありがたいことです。お二人ともご高齢なので、きっと当欄をご覧にはならないでしょうが、実物を見ていただけるからよいですね。

 少し早いですが、皆さま、良いお年をお迎えくださいませ。


 2017年11月

 霜が降りる季節を迎え、クリニックの庭には、寒さに強い草花たちが、元気に花を咲かせています。

 クリニック南側に、一見白い花、よく見ると薄紫色の可憐な花が咲いています(写真左)。スミレ科のビオラで、紫色のという意味を持っていて、咲き終わった花がらを摘むことで、次々に花が咲くのです。

 クリニック北側には、ピンク色のチャーミングな花が咲いています(写真右)。カタバミ科のオキザリスで、酸っぱいという意味を持っていて、夜間は閉じていて日中に咲くためか、見かけによらず丈夫です。

 今月は寒さに負けず、クリニックに咲く草花をご紹介しました。私たちも、周りに影響されることなく、小さくともいつも元気に花を咲かせていたいものですね。


 2017年10月

 クリニック北側の庭に、秋明菊(シュウメイギク)が咲くと秋まっさかり(写真左)。週末には各所で運動会が催され、天候が気になる季節です。

 例年当欄でご紹介している秋明菊は、キンポウゲ科に属し、菊でなく、アネモネの仲間です。初年度にはたくさんの花が庭に賑わいをもたらし、その後2年ぱっとしなかったうちの秋明菊ですが、今年はまあまあの存在感を示しています。ほどよく手をかけた成果と思っています。

 一方、クリニック東側に、小さなピンクの花、松葉菊(マツバギク)が違った存在感を放っています(写真右)。葉が松葉みたいで、菊に似た花が咲くのですが、ハマミズナ科に属し、これも菊ではありません。早朝は、写真のように花は開ききっていませんが、私は、朝日を浴びたシャープなこの感じが好きです。水を好まないので手がかからないのもよいです。

 今月はクリニックに咲く2つの菊でない菊をご紹介しました。


 2017年9月

 雨の多い蒸し暑かった8月が過ぎ、早朝には爽やかな心地よい風が流れ、クリニックの草木の装いにも変化が見られます。

 毎年この時期になると、クリニック北側では、彼岸花(ヒガンバナ)が夏の終わりを告げます(写真左)。曼珠沙華(マンジュシャゲ)とも呼ばれ、赤い個性的な花です。いささか、けばけばしくもありますが、妖艶な美しさを感じます。

 一方、クリニック南側には、可愛らしいピンクや白の花々、ガウラが咲いています(写真右)。細い茎に揺られ蝶が舞うような姿に、白蝶草(ハクチョウソウ)の別名もうなずけます。しばらくの間、次々と咲くので長く楽しめるのも嬉しいです。

 今月は2つの対照的な花姿をご紹介しました。好みが分かれそうですが、私はどちらも気に入っています。


 2017年8月

 いよいよ夏本番、蝉の声が毎朝鳴り響いています。連日の暑さに、私たちだけでなく、クリニックの草木も些かしんどそうに見えます。そんな中、少し日陰のクリニック北側では、いくつかの花々が涼を与えてくれています。 

 写真左は、2年前にも本稿でご紹介したピンクの河原撫子(カワラナデシコ)です。我が子を撫でるように可愛い花で、その清楚な姿は、大和撫子(ヤマトナデシコ)と呼ばれるのもうなずけます。意外にも環境省指定の絶滅危惧種のようですので、大切にしようと思います。

 写真右は、3年前にもご紹介した木槿(ムクゲ)です。代表的な夏の茶花で、ピンクの大きな美しい花が、まさに盛夏を彩っています。奈良時代に中国から渡来した歴史のある花で、その名は中国名「木槿」の音読み「もくきん」に由来するようです。

 いにしえより多くの歌人に詠まれ、日本人の心に響くふたつのピンクの花をご紹介しました。先月に続き今月の花は、どちらがお好みですか。


 2017年7月

 梅雨のジメジメに、その合間の暑い日差しと、なかなか過ごしづらい日々が続いています。今月は、そんな折、クリニックの庭に凛と咲く2つの白い花のご紹介です。

 クリニックの南側、玄関横に、純白の大輪の花、ユリ科のカサブランカが咲いています(写真左)。上向きに咲くいわゆるユリと異なり、横向きに花がつきます。スペイン語で白い家を意味するカサブランカは、オランダ原産ですが、明治の頃、日本のヤマユリから生まれた品種です。高貴、純粋などの花言葉どおり、とても華やかな出で立ちと感じます。

 クリニック北側には、純白の肉厚な花びらからなる、アカネ科のクチナシが咲いています(写真右)。基本種は一重ですが、うちのはバラのような八重咲き種です。果実が熟しても割れないから、口無し(クチナシ)と呼ばれるとか。優雅、喜びを運ぶなどの花言葉どおり、とても品のある姿です。

 カサブランカもクチナシも花持ちがよくないので、多くの皆さまにはご覧いただけないかもしれません。せめて写真でお伝えできればと気持ちを込めて撮影しました。2つの白い美しい花、どちらがお好みですか。


 2017年6月

 梅雨入りを前に、夏の到来を予感するような強い日差しを浴びて、庭の草木はとても元気です。

 クリニック南側には、日本や朝鮮半島に広く分布するキキョウ科の蛍袋(ホタルブクロ)が咲いています(写真左)。たくさんの白い大きな釣鐘状の花が、初夏を告げています。子供たちが蛍を入れて遊んだからとか、形が提灯に似るので、その古い呼び名「火垂る袋」に由来するとか言われるようです。謂れも姿形も、日本の夏の風情を感じます。

 クリニック北側には、日本が原産のバラ科の京鹿の子(キョウガノコ)が咲いています(写真右)。たくさんのピンクの小さな可憐な花が、蛍袋と同様に初夏を告げています。その名は、花の姿が京の絞り染めに似ることに由来します。茶花として使われるそうですが、いかにもと感じます。

 今月は、初夏に咲く和の趣をお届けしてみました。見ていると、心が穏やかになれる気がしますが、いかがでしょうか。


2017年5月

 5月に入り、クリニックの庭はたくさんの花々で賑わっています。

 クリニック北側には、印象的な赤い花、ホットリップスが咲いています(写真左)。ハーブとしても人気のシソ科のチェリーセージの1種、サルビア・ミクロフィラのうち、赤白のツートンカラーを呈するものをホットリップスと呼びます。唇形の花や葉から甘い香りを発し、アブラムシを避ける効果もあるようで、虫が苦手な私には心強い情報です。

 同じく北側に、きれいな紫色の花、オダマキが、まるで花束のように咲いています(写真右)。こちらは、アブラムシが好む花で、キンポウゲ科に属し、花の形が麻糸を巻くために使う苧環(オダマキ)に似ていることに由来します。私にとっては、オダマキと言えば、食べ物のオダマキ。いわゆるあんまきは岐阜県中心にオダマキと呼ばれ、好物だった祖父がよくこの名を口にしていたのが耳に残っています。ふと懐かしい日々を思い出しました。


2017年4月

 入学式、花見など春の行事が始まっていますが、まだまだ朝晩は肌寒い印象です。2月の当欄でご紹介したクリニック北側の福寿草のつぼみが、ようやく3月下旬になって開きました(写真左)。もっと早くに黄色い花が見られると思っていましたので、このまま咲かないこともあるのかと少し気を揉みましたが、やっと福をもたらせてくれました。待てば海路の日和ありです。
 同じく北側にはひっそりと紫色の小さな花、雪割草が咲いています(写真右)。雪割草は、雪を割るように茎を伸ばして、花を咲かせるところからの命名のようです。英名はLiverleafで、liverは肝臓、leafは葉。花が咲く春、周りの緑に囲まれて、葉が肝臓のような茶色を呈する様子に、その形と合わせてそう呼ばれるようです。消化器内科医の私には、なるほどと思えましたが、花より葉なのですね。
 福寿草も雪割草も植え替えをしてやっと花が咲きました。私たちの行う医療においても、視点を変え、処方などを変更することで、改善の得られることもあります。常に、積極的な姿勢を忘れないよう改めて心に刻んでおきます。


2017年3月

 3月に入り、ずいぶんと日の出時刻が早くなったのを実感します。クリニック東側には日本水仙(ニホンズイセン)が咲いています(写真左)。来院されるかたたちの目に触れやすいよう、昨年10月に従来の北側から東側に植え替えておいたものです。花が咲くか心配していましたが、よかったです。因みに、不老不死を得た人を仙人と言いますが、中国の古典にある、水中に在る仙人の「水仙」がその名の由来のようです。

 水中と言えば、遠い記憶に頼ると、理科の授業でだったか、子供の頃に水栽培で育てたヒヤシンス。思い立って、40数年ぶりにチャレンジしたのですが、根が腐ってしまいました。でも今、クリニック南側の玄関付近に可愛らしく咲いています(写真右)。これは、水仙の植え替えと同時期に地植えをしておいたものです。実は、ヒヤシンスは地植えした方が、簡単に育つようです。ヒヤシンスと言えば、水栽培と思い込んでいました。歳を重ねると経験則に頼りがちですが、何でも先入観や固定概念にとらわれず、柔軟に対応していかねばいけませんね。


2017年2月

 まだまだ朝晩はマフラーが手放せない日が続いています。花の少ないこの季節、クリニック北側に、唯一、蝋梅(ロウバイ)が咲き始めました(写真左)。名前どおりの蝋細工のような梅に似た花が、一昨年、昨年同様に、寒空に風情を与えています。例年かわらず咲く様子が、開院してちょうど3年、毎年節目となるこの時期の私に1年を振り返るよい機会を作ってくれています。花言葉には慈愛という意味もあり、厳しい寒さから穏やかな春の到来を告げているのでしょう。

 花は蝋梅だけですが、屈んで地面をよく見ると、小さなタケノコのような顔が出てきています(写真右)。冬までは地中で過ごし、初春に花を咲かせる福寿草のつぼみです。めでたい名前ですが、元日草とも言われ、開花時期は旧暦の正月頃です。幸せを招くという花言葉どおり、やがて咲く黄色い花が、幸せを運んでくれるのかなあと密かに願いつつ、今月も1日1日を大切にこつこつ過ごしていきたいと思います。 


2017年1月

 新年おめでとうございます。
2017年も天候に恵まれた穏やかな正月三が日で始まりました。今年も、毎月クリニックの庭の様子を写真に収めてご紹介したいと思います。そして、たわい無い私(院長)の独り言にお付き合いいただけますと幸いです。
 正月らしく昨年と同様に、クリニック北側の千両(写真左)と万両(写真右)でスタートです。ともに赤い実をつける縁起物で、ご存知のように実の数の多寡により千両、万両と呼ばれますが、千両は上向きに、万両は下向きに実をつける違いもあります。
 そういえば、万両は私が小学生の頃に実家の庭にあったのを記憶します。当時の担任だった先生からは、今も年賀状をいただきます。前年にご訪問された土地の写真と所感を添えてのお年賀で、今年は京都のあるお寺の紹介でした。毎年、授業を受けているようで、とてもありがたいことです。文末には手書きで、「毎日大変だと思いますが、がんばって」とお気遣いの言葉もいただきました。先生こそお身体を大切になさってください。直接はお役にたてませんが、たくさんの恩師への感謝の気持ちを忘れず、日々の診療に臨むことが恩返しになればと思いつつ、年頭の挨拶といたします。

 

 

2016年12月

 早いもので今年も残りあとわずかとなりました。寒さ厳しくなる折ですが、負けじと小さな花々がクリニックの庭を賑わしてくれています。
 写真左は、クリニック南側に咲くツユクサ科のランデスカンティア・シラモンタナ。葉が柔らかい白い毛で覆われているため、一般にホワイトベルベットとか白雪姫と呼ばれています。紫色の3弁の可愛らしい花で、この姿がゆえんと思われますが、花言葉は乙女の真心。午後には閉じてしまいますので、見られる時間は限られますが、葉、花弁、黄色い蕊(しべ)のコントラストがとても綺麗です。
 写真右も、クリニック南側に咲くキク科のレモンマリーゴールド。黄色の3cmほどの小さな花で、周囲の舌状花も中心の筒状花もすべて黄色一色です。葉や茎には柑橘系の香りがあり、ハーブティーとして使われます。花言葉については、ややネガティブな意味の多いマリーゴールド全般ですが、この黄色いレモンマリーゴールドの花言葉は愛情。
 今年も、愛情を持って、患者さんとお会いし、患者さんを迎えるクリニックに愛情を注ぎ、そしてすべてを支えてくれるスタッフに愛情を込めて日々過ごしてきました。きっと足りない部分もあったでしょうから、それは来年の課題としたいと思います。
 どうぞ皆さま、よいお年をお迎えください。


2016年11月

 霜月を迎え、初雪の便りを耳にするようになりました。日の出の時間もずいぶんと遅くなったように実感します。
 クリニックの庭では、まだ秋の花々が季節を告げています。北側にひっそりと、独特な形をした白地に紫の花、ホトトギス(杜鵑草)が咲いています(写真左)。花の模様が、鳥のホトトギス(不如帰)の羽毛の斑点と似ているから名付けられたようです。日陰を好むらしく、植えかえたら咲き始めました。最近、少しだけわかってきましたが、植物も生き物で、その特性を考えて育てることがとても大切です。
 ホトトギスに並んで咲くのは、湿気を好む白い花、ダイモンジソウ(大文字草)です(写真右)。最初から日陰に植えたので、期待どおりに咲きました。命名は、まさに5弁の花が漢字の「大」の字。そう言えば、一度だけ京都の大文字焼きを見たことがあります。大学病院勤務の頃は、各地へ学会出張しましたが、ゆっくり観光や鑑賞などしたことなく、今思えば少しもったいなかったです。開業医へと立場がかわって、一層感じるのですが、世の中知らないことばかり。いろんなことを見聞きして、人として知識を深めていきたいです。


2016年10月

 週末の運動場では、園児や児童たちの元気な姿を目にし、朝晩と肌寒さを感じる季節となりました。

 クリニック北側には、アネモネの仲間、キンポウゲ科のシュウメイギク(秋明菊)が濃いピンク色の花を咲かせています(写真左)。3年連続で本稿に登場のシュウメイギクですが、2年前の初年度はたくさんの花が咲いたものの、昨年は夏の水撒きを少しさぼったためか、花つきが悪く反省しました。今年はと、春以降、特に夏の暑い日はせっせと水を撒いたのですが、花は疎らな現状です。水と一緒に私の汗をも撒いてしまったせいではないでしょうし、株分けが必要だったのか、水が足りないという単純な理由ではなかったようです。
 クリニック南側にはワスレナグサによく似た花、ムラサキ科のシナワスレナグサ(支那勿忘草)が鮮やかな青い花を咲かせています(写真右)。こちらは昨年の春に種を蒔いたのですが、こぼれ種で増え、今年は春にも咲いていたと記憶するのですが、特別に手をかけることもなく、この時期にも楽しませてくれています。
 シナワスレナグサは一年草で、シュウメイギクは多年草。種を蒔いてから花が咲いて枯れるまでに1年の一年草が、2年目に種を蒔くことなく咲き続け、一方で、種を蒔いて株ができ、数年間咲き続けるはずの多年草が、手をかけてもうまくいかずです。何事も上っ面だけ見ていては、思うようにいきません。医療も然り、常に物事の本質を見据えることが大切ですね。


2016年9月

 朝晩に、蝉の音にかわり秋の虫の声を聞くようになり、クリニックの庭の様子も少しずつ変化が見られます。
 クリニック南側には、少し涼しげな印象のピンクの花、ハナトラノオ(花虎の尾)が咲いています(写真左)。長い花穂を有する植物にトラノオの名があるようですが、漏斗状の花が四方に規則正しく並ぶ美しい姿から、花トラノオと呼ばれるのでしょうか。昨年、近隣のかたに頂いて植えたものなのですが、確かにお薦めだけあって綺麗な花です。
 クリニッック東側、サツキの前面には、白い6弁花、タマスダレ(玉簾)が咲き始めました(写真右)。白い花を玉に、葉が集まっている様子を簾に例えているようで、確かにその様子が見てとれます。雨の後に一斉に咲くため、英名はrain lilyと涼しげな命名です。こちらは、クリニックの玄関がサツキだけでは寂しかろうと開院当初に植えたものですが、1年毎に花つきがよくなり、季節感を出してくれています。
 やり始めて気づくのですが、植物を育てると虫対策が大きな課題となります。この点で今年は結構苦労しているのですが、今回のハナトラノオは幸い虫がつきにくく、彼岸花科のタマスダレも有毒物質を有するため害虫がつきません。相手から見て、手がかからないというのは、ありがたいことで、私たち自身も手がかからない人であるよう努力せねばなりませんね。


2016年8月

 蝉の鳴き声、スイカ、プール、高校野球、例年どおり夏真っ只中。今年は夏の定番、アサガオの種をクリニック北側に蒔いてみました。双葉が出て、本葉が出て、つるが伸びて、小学生の夏休みの課題のように、毎日観察しています。膨らんだ蕾が、朝日を浴びながら徐々に大きく開く様子を何十年かぶりに見ました(写真左)。朝の美人の顔にたとえた朝の容花(かおばな)がアサガオの意味とのことです。英語ではMorning glory、朝の栄光、昼にはしぼんでしまう、栄光は続かない、という意味なのでしょうか。少し切なくもなりますが、翌日にはまた新しい花が咲きます。
 写真右はクリニック東側に咲く、穂状の小さな紫色の花、ヤブラン(藪蘭)です。開院時から南側にあったのですが、植え替えたらようやく花がつきました。実は、薮などの日が差さない場所でも育つからヤブランというようで、日当たりがよすぎたのかもしれません。学名のLiliope(リリオペ)は、昨年2月に本稿で紹介したギリシア神話の美少年ナルキッソスの母の名にちなむとのこと。毎月勉強してきたことが繋がって小さな喜びを感じました。
 種蒔きから3カ月で咲いたアサガオ、開院から3回目の夏で咲いたヤブラン、2つの夏の花を紹介しました。暑い夏の一服の清涼剤となれば幸いです。


2016年7月

 7月に入って強い日差しを感じるようになりましたが、クリニックの庭には暑さに負けずと元気な花々が咲いています。
 写真左は、クリニック南側の朝日を浴びたオミナエシです。小さな黄色い花が力強く咲いています。オミナエシ(女郎花)は、美女をも圧倒する美しさという意味からの命名との説もあります。万葉にも多く詠われ、秋の七草の1つで、煎じたものを敗醤(はいしょう)といい、解熱や消炎効果があるようです。
 写真右は、同じく南側に咲くキク科のエキナセアです。薄紫色の特徴的な花が強い印象を与えています。和名をムラサキバレンギク(紫馬簾菊)といい、時が経つと花が垂れ下がる姿が、江戸の町火消しの纏にぶら下がる馬簾に似ているからとか。エキナセア(Echinacea)は、ハリネズミを意味するギリシア語エキノース(echinos)が起源のよう。目の付け所と感覚の違いでしょうが、私には和名の語源の方が風情を感じます。エキナセアは、北米の先住民が治療薬として使っていた事実をもとに、免疫能を高める成分を有することが実証されているようです。

 植物を治療薬として生かした昔の人たちの生活力にはただただ感心させられます。だからと言って、高熱で来院される夏かぜの患者さんにオミナエシやエキナセアは著効しないでしょうから、それらはあくまで心の癒しとして、現代医療の最善を尽くすよう努力してまいります。 


2016年6月

 6月に入り帽子姿や日傘を手にした人を見かけるようになりました。クリニックの駐車場入口には、日本原産のピンク色のサツキが咲いています(写真左)。開院直後の2014年5月に当欄でご紹介して以来となります。まだまだ目標のサツキラインとは言えないまでも、当時の疎らな様子と比べて、たくさんの花が咲くようなりました。当初、ツツジより葉も花も小さい蛍光ピンクのサツキにこだわって植えた経緯もありますが、咲く時期にも若干の違いがあり、ツツジの春と異なり、この時期、陰暦の5月に咲くサツキは夏の季語になるようです。

 クリニック玄関横には、南アフリカ原産の真っ白なカラーが咲いています(写真右)。ウエディングブーケにも用いられる白い美しい姿が、襟(カラー)に似ていることからの命名とも、ギリシア語の「美しい」を意味するカロス(Kalos)に由来するとも言われます。和名は海芋(かいう)といい、海を渡ってきた芋という意味。花は中心の黄色い棒状部分で、花に見える白い部分は、里芋科に特有の仏炎苞(ぶつえんぼう)というそうです。
 ピンクのサツキ、真っ白なカラー、入口に咲く花々が、少しでも来院される患者さんの癒しとなればと思っています。


2016年5月

 5月に入り、クリニックの庭はたくさんの花で賑わっていますが、その中から2種類の白い花を紹介したいと思います。
 写真左は、クリニック北側に咲くスズラン(鈴蘭)です。小さな白い花は、まさに鈴の形をしています。でも、蘭科ではなく、ゆり科の植物。見た目によらず有毒ですが、花言葉は「再び幸せが訪れる」で、ヨーロッパでは5月の花として愛されているようです。写真左上に、春を満喫させてくれたピンクの芝桜を差し色として撮影しました。
 写真右は、クリニック北側に咲くフランネルフラワーです。花や葉や茎のふわふわした細かい毛が、毛織物のフランネルのようなのでその名があります。花言葉の「高潔」は、白い10枚の萼の中心に、本当の小さな花が品のよい盛り上がりを形成しているからでしょうか。差し色に、オレンジのナスタチウム。他の植物によい影響を与えるコンパニオンプランツの一種で、アブラムシなどを遠ざけてくれますが、毒もなくサラダに入れてもよいみたいです。

 差し色とは、基本色に対する色のアクセントです。通常、医療機関は白色を基調としています。当院では、病気の癒える様子をイメージしたブルー(クリニックカラー)を、院内の差し色としています。少しでも患者さんの心の癒しになればと思うところです。 


2016年4月

 新しいランドセルや制服を目にする4月に入り、たくさんの花が咲き始め、クリニックの庭も賑やかになってきました。
 クリニック北側には、イギリス(ウェールズ)の国花、スイセン(写真左)がまるで登校、登園するお子たちのように列を作っています。花の中心のラッパ型の副冠がより元気な感じを印象付けますが、そのイメージとは異なり有毒な植物です。学名(Narcissus)も昨年2月にご紹介したようにギリシア神話の美少年ナルキッソスの悲しい伝説に由来し、花言葉は「うぬぼれ」。
 また、クリニック北側では、アルメリアの国花、アネモネ(写真右)が春の装いを彩り豊かにしています。早春の風が吹く頃に咲くアネモネは、ギリシア語の「風」を意味するアネモス(anemos)を語源とします。このアネモネも、ギリシア神話の美少年の悲話に関わりを持ち、美の女神アフロディーテが、愛する美少年アドニスから流れ出る血からアネモネを咲かせたとか。ヨーロッパでは美しさとはかなさの象徴とされ、花言葉は「はかない夢」。
 そういえば、日本の国花、桜の花言葉も、短命なことからネガティブな意味を含みます。まあ、あまり感傷的にならず、素直に春の花を楽しめたらいいですね。


2016年3月

 2014年3月4日の開院以来、早いもので2年が経ちました。少しずつ春の訪れを感じるこの時期、クリニックの庭木にも変化を認めています。

 クリニック北側には、クリスマスローズ(写真左)が咲いています。もともとはクリスマス時期に咲くバラに似た花ということからの命名ですが、実際には今の時期に開花する品種が多いようです。写真は、花を少し上向きにして撮影したものですが、実際の花は下向きで、一見わかりづらく、足を止めて、じっくり眺めるとその存在にはじめて気づきます。
 そして少しファインダーを横へずらすと、つくしのような植物、ムスカリ(写真右)を目にします。青い花がぶどうの房のように咲くから、英名はグレープヒヤシンス。ムスカリはギリシャ語のムスク=麝香(じゃこう)が語源ですが、どうも甘い香りなどないようです。
 春は出会いと別れの季節。開院して2年、それぞれの事情でクリニックを後にしたスタッフもいますが、皆、思い出にと花木を残してくれています。このムスカリもその1つ。ついつい忘れがちですが、誰しも多くの人に支えられて今があるものです。先ばかり見ずに、時には、足を止めて、足元をじっくり眺めないといけませんね。


2016年2月

 暖かいお正月が過ぎたあとは、一変して寒い日が続き、クリニックのある北名古屋市にも2度雪が積もりました。そんな日は、早朝から慣れない雪かきです。スタッフも手伝ってくれ、開院時刻には患者さんの足元を確保できました。これもチーム医療の一貫と、仲間の存在に改めて感謝です。

 折しも、クリニック北側には、蝋梅(ロウバイ)が昨年より多くの花をつけ、花の少ないこの時期を少し活気づけてくれています。寒い冬にその花が、甘い香りをもたらすからか、英名はWintersweet。雪化粧を纏った蝋梅もなかなか品のいいものです(写真左)。
 蝋梅の根元には、スノードロップ(Snowdrop)という、小さな雪のしずくのような花が咲いています(写真右)。学名Galanthus nivalisは、雪の時期の乳白色の花という意味だそうです。すべてがしっくりくる命名と感じました。
 日々の医療もまっしろな白衣を纏い、品よく実践していけたらと思っています。


2016年1月

 新年おめでとうございます。
 たいへん暖かいお正月で穏やかに2016年が始まりました。今年も毎月、私(院長)の所感を添えてクリニックの庭木のご紹介をさせていただけたらと思います。
 まずは、古来正月の縁起物、千両(写真左)と万両(写真右)から。クリニックの南北に植えてありますが、写真は北側のものです。ともに半日陰を好むとあって、南側より北側の方が、綺麗な赤い実をつけています。植物も人の身体と同じで環境因子が大切なことを改めて実感します。
 千両、万両の名は実の数の違いに因りますが、同様に赤い実をつける百両、十両、一両と呼ばれるラインナップの存在はあまり知られていないかもしれません。このうち一両は、公式和名を蟻通(アリドオシ)と言い、
「千両、万両、蟻通(有り通し)」
と揃うと本当に縁起がよいようです。昔の人は洒落たことを言うものです。そこまで気がつかなかったのは、若干の手落ちだったでしょうか。本業の医療の方では、手落ちのないよう気を引き締めまして、年頭の挨拶とさせていただきます。


2015年12月19日

 風強い快晴の土曜の午後。ちょっと早いクリスマスプレゼント。
クリニックにパンキング隊が来てくれました。
パンキングとお姉さんによる歌と踊りの素敵なステージでした。
みんなと楽しくお話もしてくれました。仲良く撮影会もできました。
集まってくれたよい子のみなさん、そしてご父兄の皆様、寒い中のご参加ありがとうございました。

 


2015年12月

 今年も残すところあと1カ月。クリニックは開院後2年目を迎え、右往左往しながらあっという間に季節が移り変わりました。

 クリニック南側には、秋の七草の1つ藤袴(フジバカマ)が遅ればせながら咲いています(写真左)。小花が少しずつ咲くのに因み、花言葉は「遅れ」「躊躇」。この1年、まだやり残したことはないのかと問われているような気がします。奈良時代に中国から渡来したと言われ、かつては野原に群生していたそうですが、環境省レッドリスト2015では、準絶滅危惧種に指定されています。
 一方、世の中では、近年の繁殖種とも言うべき、電飾の花、イルミネーションが師走の街を賑わしています。ささやかながら、クリニック北側にも咲かせてみました(写真右)。私も個人家を電飾するいわゆるイルミネーターの仲間入りです。イルミネーションの起源は、16世紀にドイツ人ルターが木にロウソクを飾ったことに始まり、19世紀に白熱電球を発明したアメリカ人エジソンが電球を飾りました。日本では遅れて20世紀に入ってからで、21世紀の今は繁殖期ですが、いずれ絶滅危惧となるのでしょうか。そんな先のことより、まずはやり残しのないように、この1年を締め括らないといけませんね。


2015年11月

 11月に入って寒さが増し、クリニックを賑わす花々も寂しくなりました。当欄にはいつも早朝に撮影した写真をアップしていますが、今回は日中の写真です。

 クリニック北側に昼間だけ青紫色の竜胆(リンドウ)が咲いています(写真左)。釣り鐘型の花は、日光を受けて開花し、夜は閉じるのです。改めて植物が生きていることを感じます。根は竜の胆汁ほど苦い生薬の竜胆(りゅうたん)。花言葉「正義」「勝利」は、その薬効により病気に打ち勝つことに因むそう。健康と長寿を願って贈り物にするのも頷けます。

 同じくクリニック北側に秋の始まりから咲き始めた秋明菊(シュウメイギク)が、もう疎ら。終わった花の後に球状の花芯が残り、それが割れて白い綿毛が現れました(写真右)。季節の移り変わりを告げています。今年の秋明菊、昨年掲載したほどには咲き揃わずで、理由は暑い夏に水撒きを少しサボったから。やっぱり植物は生きているのです。猛暑に、花言葉である「忍耐」を秋明菊に強いてしまいました。手を抜けば、いい結果がついてこないのは頷けます。私たちの行う医療においてはもちろんのこと、肝に銘じて。


2015年10月

「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり」 芭蕉

秋の季語として詠まれる秋海棠(シュウカイドウ)が、西瓜(スイカ)のような?ピンク色の花を咲かせ、クリニック入口付近にひっそりと佇んでいます(写真左)。秋に、海棠(バラ科のピンクの花)に似た花を咲かせるから秋海棠。花弁2枚と萼2枚からなる花は、とても柔らかな感じを与えています。葉は左右非対称なハート型で、花言葉は「片思い」とはなるほど。それ以外には「親切」「丁寧」と私たちにとって大切な意味も込められています。
「吾も亦(われもまた) 紅なりと ひそやかに」 虚子

七草には含まれないものの日本の秋を代表する吾亦紅(ワレモコウ)が、クリニック南側でひそやかに秋の日差しを浴びています(写真右)。小さくも「我も紅である」と自己主張。花が終わった後の暗紅色の小さな萼の集まりが、とても風情を与えています。花言葉は「感謝」「変化」。昨年の開院以来、ずっと支えてくれてきた大切なスタッフの1人が先月末で退職しました。残念ですが、「感謝 」の気持ちでいっぱいです。こうした「変化」にも動じず、今後も「親切」かつ「丁寧」な医療をご提供していきたいと思います。  

2015年10月

2015年9月

 クリニック北側に、暑い夏の日差しの時期からずっと、サマーポインセチアとも呼ばれる猩々草(ショウジョウソウ)が咲いています(写真左)。多数の黄色い小花周囲の苞葉(ほうよう)が鮮やかな朱色にかわり、緑色との間に美しいコントラストを演出しています。猩々は能の演目にもある、赤い髪をしたお酒好きの獣で、名古屋南部では健康祈願として猩々人形が子供たちを追いかけ回します。花言葉「良い仲間」は、花が集まって咲くからでしょうか。チーム医療と言われるように私たちの仕事は一人ではできませんが、幸い良い仲間に恵まれてありがたいことです。
 クリニック南側には、秋の訪れを告げるように、萩(ハギ)が咲き始めました(写真右)。花は赤紫色で蝶の形を呈し、なるほど万葉集に最も多く詠まれた植物らしく、日本人の心を掴む佇まいを感じます。その名は、古い株からたくさんの芽を出す様子を表す「生え芽(はえき)」に由来するとのこと。秋の七草の一つで、くさかんむりに「秋」とまさに文字通りの季節感。花言葉「思案」は、その佇まいからでしょうか。シアン(Cyan)と言えば、三原色の一つ、クリニックカラーの明るい青色。萩をクリニックの木にしようか、良い仲間と思案してみます。


2015年8月

 連日の猛暑を吹き飛ばすように、クリニック北側の百日紅(サルスベリ)の赤い花が、夏の青い空に向かい、白い外壁を背景に綺麗なコントラストを演出しています(写真左)。あいかわらず猿が登ったら滑る前に折れてしまいそうな幹ではありますが、背は昨年よりぐんと伸び、じつは幹もひと回り太くなったように感じます。

 クリニック南側には、色づく前の鬼灯(ホオズキ)の実を見つけました(写真右)。じきにオレンジ色になるはずですが、提灯のように袋状になった萼(がく)の中は、ご存知のように空洞で、赤い実がひとつだけ入っています。見かけのわりに中身がないから、花言葉は「偽り」「ごまかし」だとか。

 クリニックも開院以来1年半が経ち、少しは背も幹も成長したかなと思いながらも、中身(中味)がないと皆様からご批判いただかないよう身を引き締めまして、暑中見舞いのご挨拶とさせていただきます。


2015年7月

 クリニック北側の片隅に、米粒大の水引(ミズヒキ)の花が咲いています(写真左)。近づいてよく見ないと気がつかない小さな花で、花びらに見えるのは、赤3枚、白1枚の萼(がく)で、その名は、祝儀袋の紅白の水引に例えて付けられたようです。茶室などに飾られるように、和な心を感じさせてくれます。
 一方で、百合(ユリ)の大輪がクリニック南側を賑わせています(写真右)。百合の6枚の花びらも、外側3枚だけは色づいた萼のようで、触ってみると、確かに厚みに違いがありました。その名は、細い茎に大きな花が「揺り」うごく様子から付けられたとも言われます。うちの百合は、力強く真っ直ぐ上向きに咲いているので、その勢いを感じられる角度で撮影してみましたが、こちらは洋風なイメージ。現代医学は西洋医学が礎になっていますが、人種や文化の違いを認識し、今後も、日本風な考えを常に取り入れた最良の医療を探求していきたいです。


2015年6月

 6月に入り汗ばむ陽気となってきました。クリニックには小さな草花が咲いています。

 写真左は、北側の河原撫子(カワラナデシコ)。ピンクの可憐な花で、花弁の先は細かく切れ込んでいます。別名は外来種と区別して、大和撫子。その清楚な姿から、日本人女性を称されるのはご存知のとおり。この時期から咲いていますが、昨年紹介した桔梗とともに秋の七草の1つで、万葉集の山上憶良の歌にその起源があるようです。
 写真右は、南側の矢車菊(ヤグルマギク)。浮かぶように青い花が咲いています。通常は端午の節句前に咲く花で、その名は、こいのぼりの矢車に似ていることに由来しますが、種を蒔くのが遅かったので今頃の開花になりました。青い花の色に因むとされる花言葉は、delicacy(繊細)。今後も、医療者として常にdelicacyな心を持って患者さんと接することに努めてまいります。


2015年5月
 新緑の候
 青空に新緑が映える季節となりました。この時期の紅葉していないもみじ(かえで)は青もみじと呼ばれ、日本各地に多くの名所があります。クリニック南西角の青もみじ(写真左)も、五月晴れを背景に初夏の清々しい気分にさせてくれています。
 写真右は南側の紫蘭(シラン)。ラン科の植物としては、とても育てやすい品種で、美しい紅紫色の花が咲きました。地下茎は、白及(ビャクキュウ)という有名な漢方の生薬で、出血性胃潰瘍の治療薬として用いられるとのこと。また1つ勉強になりました。


2015年4月

 開院直後の1年前から始めた医療情報とは全く異なる当欄ですが、今年度も毎月当院の花木の紹介をさせていただきたいと思います。

 今月は、昨年と同様に南側の芝桜(写真左)と北側の花桃(写真右)です。
 芝桜が1年分の成長を見せ、南側周囲にピンクの絨毯を形作っています。その名は、芝のような茎に、桜のような花を咲かせるところに由来する芝桜ですが、北米原産とはなんとなく意外です。
 花桃は中国原産で、花桃の咲く春の美しい景色を「柳は緑、花は紅」と詠まれています。うちの花桃はまだまだ貧弱なので、近景で撮ってみましたが、一輪でもなかなかキレイな花です。もともと「柳緑花紅」は、「この世のものは、それぞれ自然の理が備わっている」ことを意味するようです。私たちは、自然に逆らうことなく、あるがままの姿に徹して生きることが大切なのかもしれませんね。


2015年3月

 お陰様で、開院させていただいてから1年が経ちました。開院の折に皆様からお祝いとして頂戴した花の一部を押し花にして待合室に飾っています。写真左は、その1つ、「幸せが飛んでくる」という胡蝶蘭です。いつも多くの皆様に支えていただき、感謝いたしております。
 先月ご紹介した「芽」は水仙で合っていました。成長が早く、花が咲き始めました(写真右)。成長と言えば、来院されるお子さんたちに、その成長の早さを肌で感じさせられた1年でした。雪の中でも春の訪れを告げるから、水仙の別名は雪中花。もう春なのですね。
 スタッフ共々、少しずつ成長を重ね、よりよい医療のご提供をと思う2年目の春です。


2015年2月

 先月ご紹介した蝋梅(写真左)が咲き始めています。まさに黄色い蝋細工が甘い香りとともに春の訪れをと思いきや、まだまだ寒い日が続きそうです。蝋梅は、俳句の世界でも冬の季語。品種もいろいろあり、花の中心部まで黄色一色なので、うちのは素心蝋梅というようです。
 蝋梅のすぐ近くに、3つ並んだ芽を見つけました(写真右)。春を告げる草花の一つ、水仙と思っています。水仙の学名Narcissus(ナルシサス)は、ギリシア神話の美少年ナルキッソスに由来するよう。そのナルキッソスに思いを寄せた森のニンフ(精霊)はエコー。それが私たちの行うエコー(超音波検査)の語源とは知りませんでした。視野を広めることはとても大切ですね。


2015年1月

 謹賀新年

 お陰様で無事に新年を迎えさせていただいております。
 今年も毎月、庭木の状況などをお伝えできたらと思います。
 
 クリニック南側に万両(写真左)が赤い実をつけています。千両との違いは、実が葉の下に垂れ下がるようにつくところです。花言葉は寿ぎ(ことほぎ)、まさに年初めに相応しい縁起物かなと。
 写真右はクリニック北側のロウバイ(蝋梅)です。つぼみをたくさんつけています。きっと来月には黄色い蝋細工のような花々をご紹介できると思います。咲く前からなにですが、花言葉は慈愛心。私たち医療者には最も大切なもの、年頭に誓って、ご挨拶といたします。

 


2014年12月

 12月に入り、寒さが厳しくなりました。花もまばらなので、今月は少し趣をかえて、クリニック南側の千両(左)とオタフクナンテン(右)をご紹介します。いずれも赤と白のコントラストを意識して撮影してみました。千両は正月飾りに使われる縁起木で冬に赤や黄色の実をつけます。花言葉は、可憐、恵まれた才能、富貴……あやかりたいものです。
 また、オタフクナンテンが紅葉して、寂しくなりがちな冬の庭を華やかにしてくれています。実はつけませんが南天の仲間で、「お多福難転」とこれも縁起物。
 少し早いですが、皆様、健康でよいお年をお迎えくださいませ。


2014年11月
 日毎に寒さを感じる季節となりました。クリニック南側と北側に、黄色い花が咲いています。花の少ない初冬に咲く、キク科、常緑多年草の石蕗(ツワブキ)です。茂吉や一茶も詠んでいます。この石蕗で作るのが本当のキャラブキだそうです。
 東側と南側には、時節はずれに芝桜(シバザクラ)がちらほら。芝桜はよく狂い咲きの起こる植物みたいです。花芽に作用する成長抑制ホルモンが、異常気象などにより壊れることが原因とのこと。人のからだも同じような理由で発ガンしたりします。自然に逆らうのは難しいことですが、健康でありたいですね。


2014年10月
 すっかり秋の陽気です。クリニック北東角に可愛らしい印象のピンクの秋明菊がたくさん咲きました。

 秋に菊に似た花を咲かせるから菊の名がつくも、キンポウゲ科に属しアネモネの仲間、英名もJapanese anemone。花言葉を調べてみたら、 忍耐 。病気もそうですが、何事も忍耐強く行かねばいけませんね。


2014年9月
 クリニック北側にサルスベリと彼岸花が咲いています。
 サルスベリは、百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれ、この時期3カ月ほど花を咲かせます。うちのサルスベリは、まだ猿が登ったら滑る前に折れてしまいそうにか細い幹ですが、クリニックとともに年々育っていけたらと思っています。
 彼岸花は、曼珠沙華とも言われ、特徴的な美しい花です。学名もギリシア神話の海の女神リコリス。一方で、有毒草としても知られています。彼岸は向こう岸の極楽浄土、まずは、こちら側の此岸(現世)で精進しないと。。。


2014年8月

 暑い日が続く中、クリニック北側にムクゲ(木槿)とクレマチスが咲いています。
 ムクゲは、季語としては秋ですが、この時期、早朝に開き夕方にしぼむ一日花で、次々に新しい花を咲かせてくれます。クレマチスは、英国ではバラのキングに対して、クイーンと称されることから、日本でもつる性植物の女王と呼ばれます。300種もあるようですが、ワインレッドの綺麗な花が咲きました。でも、花びらと思われる部分、実は色のついたがくなんだそうです。

2014.8

2014年7月

 風船様の桔梗のつぼみが、星型に開きました。

 桔梗は秋の七草の1つですが、早咲きが増え、この時期の開花が普通となっているようです。また、期待どおりに白い紫陽花が咲きました。紫陽花の背景にはクリニック南側のキャノピーを南禅寺の水路閣をイメージして撮影してみました。

2014/7/17

2014年6月
 6月に入りクリニック北側の桔梗(キキョウ)と南側の紫陽花(アジサイ)がつぼみをつけました。

 桔梗の根は去痰、排膿効果などを有するサポニンを多く含むことから生薬として用いられています。少し色に拘った紫陽花は白い花を咲かせてくれるはずなのですが、果たして。。。


2014年5月

 クリニック東側のさつきラインのさつきが少し花をつけてくれました。いつの日か一面をピンク一色に染めてくれることを願っています。

2014.5 さつき

2014年4月

 春の訪れとともに、当方クリニックの植栽の花も咲き始めました。

 南側の芝桜(シバザクラ)と北側の花桃(ハナモモ)です。


2014年3月4日(火) 開院致しました。


2014年3月

内覧会のお礼
  2014年3月2日(日曜日)、開院に先駆け内覧会を開催させていただきました。当日は天候にも恵まれたくさんの方々にお越しいただき誠にありがとうございました。また、多くの医療機関、個人、企業の方からは、お花などお祝いをいただきまして、クリニックの中が華やかな雰囲気となりスタッフ一同喜んでおります。
  内覧会に際しまして、ご協力いただきました関係者の皆様にも、この場をお借りして御礼申し上げます。


 

 


2013年12月13日(金)

 ホームページを公開しました。

 

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