







2021年2月
二度目の緊急事態宣言下の中、2月に入りました。この時期はクリニックの庭の花も少なく寂しげです。
写真左は、クリニック北側で、例年この時期に花を咲かせる蝋梅(ロウバイ)です。まさに、蝋細工のような梅に似た花で、とても風情があり、冬の澄んだ寒空によく映えます。蕾がびっしりついていて、このあと見頃を迎えますので、ぜひ直にご覧いただきたいです。
写真右は、クリニック南側、南天の仲間のオタフクナンテンです。「難を転じる」という語呂合わせから「お多福難転」と縁起物とされます。常緑樹ですが、霜に当たると紅葉するため、花の少ないこの時期の庭が賑わいます。こちらも「映え(ばえ)」狙いで、ハート型に剪定しました。
感染予防に期待の持てる新型コロナワクチンが、少しずつ現実味を帯びてきました。個人を守り、そして社会を守り、難転の一助となることを願い、医師として少しでも貢献できればと思っています。

2021年1月
新年おめでとうございます。
日本列島が強い寒気に覆われて新年を迎えました。コロナ禍を反映してか、例年とは異なり、クリニックの庭には、正月の縁起物、当欄定番の千両と万両の赤い実がひとつもない状況です。代わって元旦のクリニックに咲く花々をご紹介します。
クリニック南西には、お正月の生け花に欠かせない水仙(スイセン)が咲いています(写真左)。冷たい澄んだ空気に、品よく、とてもシャープな装いですが、欧米では「希望」の象徴とされ、今の世の中に大切なワードのように思います。
写真右は、クリニック玄関横の石蕗(ツワブキ)です。先月ご紹介した石蕗と入れ替わりで咲き始めた、珍しい八重咲きの品種で、より豪華な印象を持ちます。20数年前に内視鏡治療を担当した患者さんから、昨年いただいたものです。自身が携った患者さんが元気に過ごされ、長く関われるのは主治医冥利に尽きるところです。
まだまだ続くコロナ禍に際して、自身に何ができるのか自問自答しながら、謙虚に医療と向き合うことを誓い、年頭のご挨拶といたします。

