







2023年6月
日中は少し汗ばむことが増え、10年ぶりに5月中の梅雨入りで6月を迎えました。クリニックの庭も春の花が終わり、季節の移り変わりを感じます。
ピンクの色鮮やかな皐月(サツキ)が、クリニック東側にサツキラインを作っています(写真左)。花はツツジより少し小さく、ツツジより遅れて旧暦の皐月に咲きます。梅雨空にも映え、遠くからでも目を引く姿は、クリニックのエース的存在です。
写真右の白い花は、クリニック南側の蛍袋(ホタルブクロ)です。初夏に、釣り鐘型の花が穂状に咲きます。子どもが袋のような形をした花の中にホタルを入れて遊んだことに由来するとも、形の似た提灯(ちょうちん)の古名が火垂(ほたる)であったからとも言われます。英語でもbellflowerと鐘の花を意味しています。
水無月のクリニックの庭から2つの花をご紹介しました。地元勢のドラゴンズは負け越しが膨らんでいますが、一方で、藤井6冠は勢いそのままに、最年少7冠へ今まさに王手状態と頼もしい限りで、地元の絶対的エースですね。

2023年5月
行動制限のない賑やかな大型連休の中、5月を迎えました。クリニックの庭は例年どおり花々で賑やかな季節です。
写真左は、クリニック北側、アヤメ科の菖蒲(アヤメ)です。葉と茎が真っ直ぐに立ち、青紫色の美しい花が優雅に咲いています。文目や綾目と表記されることもあり、ショウブと読むと別の花になってしまうのでややこしいです。
写真右は、同じく北側、ムラサキ科のネモフィラです。こちらは地を這うように生長して、淡いブルーのかわいい花が咲いています。近年はこの時期、全国各所の「青いじゅうたん」の絶景がニュース等でよく紹介されています。
今月はクリニックカラーでもある、季節の青い花をご紹介しました。開幕戦では盛り上がりを見せたドラゴンズブルーですが、現状最下位に落ち込んでいます。それでもファンとして、若手の活躍する昇竜に期待しています。

2023年4月
侍ジャパンの感動と興奮がさめやらぬまま、プロ野球が開幕し4月を迎えました。クリニックの庭は春の暖かい陽射しを浴びて、色とりどりの花々が咲いています。
クリニック北側で一番背の高い木に、ピンクの花が満開の花桃(ハナモモ)が、遠くからでも目を引きます(写真左)。花を鑑賞する目的で品種改良された桃ゆえの、まさに桃色ピンクです。
クリニック南側には、背丈の低い芝桜(シバザクラ)が花の絨毯を作っています(写真右)。茎が芝のように広がり、桜に似たかわいい花は色鮮やかなピンクです。
今月のクリニックの庭からは、背の高低に違いありも、ピンクの花を咲かせる春の主力選手を紹介しました。侍ジャパンに唯一土をつけたドラゴンズは、勢いそのままに逆転での開幕白星スタートを切りました。ファンとしては、今年こそはの期待がいっそう高まっています。

2023年3月
昼間に春の暖かさを感じるようになりました。早いもので当院は今月で2014年3月の開院以来10年目に入ります。
当欄はかわらずクリニックからの花便りです。写真左は、先月ご紹介を見送ったクリニック北側の蝋梅(ロウバイ)で、期待どおり満開のままこの時期を迎えました。光沢のある蝋細工のような花は、雪景色に映えますが、3月の青空にもとても似合っています。
写真右は、クリニック北側の水仙(スイセン)です。こちらも1月2月にご紹介することが多いのですが、寒い時期を乗り越えました。少し首を傾げて凛と咲く姿は、とても品があります。
春の到来で、いよいよ侍ジャパンの出陣です。月末にはNPB開幕と応援に忙しくなりそうです。また、毎週のように行われる藤井5冠のタイトル戦の対局からも目が離せません。私も1年後の節目の10周年を無事迎えられるよう、医師として毎日の努力を怠らずに過ごしていきたいと思います。

2023年2月
平年より雪の多いとても寒い冬に困惑する中、2月を迎えました。近年は、暑さ寒さが厳しくて過ごしづらい時期が長い印象ですが、負けずにクリニックの庭には元気な花々が咲いています。
写真左は、クリニック南側に咲き始めた薔薇科の木瓜(ボケ)です。今の寒空にとても映えていますが、俳句では春の季語で、これからたくさんの花が楽しめます。
写真右は、クリニック北側に咲く、金鳳花(キンポウゲ)科のアネモネです。大きめな花びらで存在感がありますが、その名はギリシア語の風に由来し、一般に早春の風が吹き始める頃の花です。
2月の当欄では、蝋梅(ロウバイ)をお届けすることが多いですが、今回は真冬の庭のアクセントとなっている2種の赤い花をご紹介しました。これだけ寒さが厳しいと、本当に春の訪れが待ち遠しいですね。

2023年1月
新年おめでとうございます。各地で初日の出の見られる穏やかな元日から令和5年が始まりました。今年も毎月クリニックの庭の近況に院長の所感を添えてお届けいたします。
新年最初は、寒い季節に赤い実をつけた縁起物のご紹介から。写真左は、クリニック北側のセンリョウ科の千両です。常緑の葉の上に、光沢のある実が朱赤に熟して、その対比がとても色鮮やかです。
写真右は、同じく北側のヤブコウジ科の万両で、こちらは真紅の実がとても艶やかに感じます。本来、たわわの実が葉の下で守られているのですが、少し目立ってしまったのか、鳥たちがやって来たようです。それでも3年ぶりに千両万両を併せてご紹介できました。
まだまだ感染拡大の続く中、行動制限のない久しぶりのお正月で、少し平静を取り戻した感はありますが、気を許さず真摯に医療と向き合っていきたいと思います。今年もスポーツ界は、ワールドベースボール、サッカー女子、ラグビーと盛り上がりそうですが、個人的には2年目の立浪竜の飛躍に期待です。

